編入学は神戸大学経営学部が絶対おすすめ!!過去問編〜令和3年度マーケティング論第2問〜
前回の記事では、神戸大学経営学部編入試験マーケティング論の、令和3年度の過去問について解説しました。
※前回の記事はこちら→編入学は神戸大学経営学部が絶対おすすめ!!過去問編〜令和3年度マーケティング論第1問〜
※その他編入試験のまとめ記事はこちらから
今回の記事では前回に引き続き過去問の解説に入っていきます。
「令和3年度マーケティング論の第2問の内容は?」
「どうやって解答すれば良いの?」
「勉強方法が分からない」
これらの疑問に全て答えます!!
今回は令和3年度マーケティング論シリーズ、第2問になります。
それではどうぞ!!
令和3年度マーケティング論の試験内容(問2)
・固定費、変動費、損益分岐点の概念について説明しなさい。それに加え、固定費の小さい事業で、損益分岐点に到達するための必要な販売数量が、なぜ小さくなるのかを述べよ。
※注意!!神戸大学経営学部は試験問題を公表していません。ですから、実際の問題の言い回しを若干変えております。大まかな内容は実際の問題に寄せていますので、安心して参考にして下さい。
解答
・まず、それぞれの概念について述べる。固定費とは、操業してもしなくても発生する費用の事である。具体的には、社員の人件費、設備の減価償却費、保険料、地代、冷凍倉庫における冷却費用等が挙げられる。一方、変動費とは、操業に伴い発生する費用の事である。具体的には製造業における原材料、電気ガス水道料金、作業時に発生するパートターマーの給料等が挙げられる。次に損益分岐点とは、損益を分ける境界線の事である。具体的には、一定以上の売上を挙げた場合は黒字に転ずるが、一定以下の販売数量だと赤字に転じてしまう、まさに別れ目の事を指す。損益分岐点の、そのものの分岐点上では、利益も損失も0になり、黒字でも赤字でもない状態になる。
次に固定費の小さい事業で、損益分岐点に到達するための必要な販売数量が、なぜ小さくなるのかを述べる。結論から言うと、固定費が少なければ少ないほど、それぞれ販売する製品に転嫁する固定費の割合が低くなり、結果として損益分岐点をそれだけ引き下げ、到達するために必要な販売数量を小さくできるからである。総収入から総費用を引き、それが0になる時点が損益分岐点であるから、必ず発生する固定費が少なくなれば、損益分岐点に到達するための最低限の販売数量も、それに伴って小さくなるのである。
食品製造業を具体例に述べる。ここでは論述を分かりやすくするために、製造にかかった変動費は、固定費の大きな事業も小さな事業も同じと仮定する。製造業において、操業してもしていなくても、社員の人件費、保険料、設備の減価償却費等の固定費は必ず発生する。その発生した固定費は製造したそれぞれの商品の原価に上乗せされる。要するに、2000円の固定費がかかる場合、製品を1000個製造すれば製品1個あたりの固定費は2円であるが、固定費が1000円の場合、製品1個あたりの固定費は1円になる。それならば、この時点で損益分岐点を達成するため販売数量は、固定費が引き下がった分だけ小さくすむと言えるのである。以上
解説
今回はマーケティングの中でも価格政策に関する問いでした。変動費、固定費、損益分岐点は、経営学や会計学でも問われる内容になりますので、具体例を頭に入れ、しっかり把握しておきましょう。
参考資料
・第5版マーケティング戦略(有斐閣出版)
こちらのP.203~P204を参考にしました。
・コトラーのマーケティング入門
試験で問われた概念をこの本で確認しましょう。マーケティングの辞書的バイブル本です。
※それとこちらも参考になるので余裕があれば見ておいて下さい。
・ケースに学ぶマーケティング(有斐閣出版)
・1からのマーケティング<第4版>
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過去問の解説を見る事で、編入試験がより具体的なものとして感じられた事だと思います。
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一歩一歩着実に、一緒に頑張っていきましょう!!
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